内容説明
屋久島を訪ねた少女の物語に託してつづる風変わりなエコロジー入門書。生物学の一分野としての「生態学」、自然哲学としての「エコロジー思想」、政治・社会運動としての「エコロジズム」―三つの顔をもつ「エコロジー」の簡潔な解説。
目次
屋久島との出会い
モッチョム岳へ
カヌー遊び
収穫作業
三つの約束
進路相談
黒味岳単独行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shishi
2
[A-]エコロジー入門書。小説という体裁をとっているのは、読み易さのためと、屋久島の自然を舞台にすることで、エコロジーの説得力を増すため。その点では成功しているけれど、茶番劇的な会話は読む気を失わせた。とはいえ、思想と歴史を学べるので、入門書としてはまあまあの出来。巻末にブックリストが載っているのが良い。2012/04/17
