出版社内容情報
戦略を練り/最強の組織を統率して/勝利を導いた
戦場を駆け抜けた指揮官と参謀の行動学!
戦争という真剣勝負における戦略と行動力からは、現代の戦争を生き抜く上で多くの洞察を得ることができる。ビジネスマンのための『兵法書』決定版!
信長と家康は、いかにして敗北から立ち上がったか/劉備と曹操は、どちらが優れたリーダーか/モルトケは、なぜ連戦連勝できたのか/秋山真之が全うした参謀の職務とは/シーザーは、いかにして兵士の士気を高揚させたか/チャーチルは、いかにして大部隊ドイツに勝利したか
【目次】
はじめに
第1章 参謀が組織をつくる
作家 半藤一利
参謀は組織の要
参謀の本分は指揮官を補佐することである
参謀の資質や能力から見た六つのタイプ
タイプ1●書記官型 抜群の事務処理能力を持った実務家
タイプ2●代理指導型 判断力と統率力を兼ね備えた心理巧者
タイプ3●専門担当型 発想力豊かなスペシャリスト
タイプ4●準指揮官型 思い込みをものともせず、唯我独尊を貫く
タイプ5●長期構想型 独自の戦略的思考で世界を見据える
タイプ6●政略担当型 交渉力に秀でた打たれ強い教養人
真の参謀をいかにして育てるか
第2章 将が撤退を決断する時
作家 童門冬二
織田信長●一歩後退五歩前進
伊達政宗●奥羽探題の名誉を放棄
徳川家康●敗れて名声と誇りを得る
第3章 『三国志』のリーダーシップ論
コンサルタント 成 君憶
仁愛の時代から戦乱の世へ
歴史を通じて新たなマネジメントの道を発見する
賢帝のマネジメントと愚帝のマネジメント
法治を信奉した曹操の非情な実行力
部下を理解できない曹操の人事管理
誠意と情熱あふれる人間本位のリーダーシップ
部下の忠誠心を育てた劉備の信義
慈愛こそマネジメントの智慧である
【コラム】───漁師のマネジメントと庭師のマネジメント
第4章 孫子の戦略学
東京マネジメントコンサルタンツ 代表取締役
ビジネス・ブレークスルー大学院大学 教授 後 正武
現代に生きる『孫子』の兵法
『孫子』の構成
思考のフレームワークが有用性を広げる
戦いの目的は組織の存続を追求することにある
市場と競合を知り、常に己の状況を知る
正法と奇法を自在に駆使して主導権を握る
目的の共有が組織の機動力を生む
【コラム】───湾岸戦争とイラク戦争のもう一つの見方
【コラム】───新日本製鐵:隠れたエクセレント・カンパニーのDNA
第5章 知的リーダーの肖像
編集工学研究所 所長 松岡正剛
二一世紀は「方法の時代」
知の構造とプロフィールを知る
同義的連想を逞しくして知を編集する
言霊の知●兵士が迷いを打ち消して、共に走れる世界を語る
風土の知●異文化のなかに分け入って文脈を整える
ユートピックな知●既知と未知双方の知を上手に積み重ねる
対抗する知●みずからの価値軸に従って概念をつくり替える
カオスや矛盾を恐れず、知の組み合わせを遊ぶ
第6章 規律は組織の命脈である
アサヒビール 名誉顧問 中條高徳
規律は組織の命脈である
占領政策による分割で地方ブランドの悲哀を味わう
ミドル・マネジャーの熱意が経営陣を突き動かす
相手の意表を衝いて「主動の位置」を奪いにいく
トップの信念の強さはコンセンサスに正比例する
組織が大きく揺らぐ時
あいまいな指示命令系統に風穴を開ける
「他利の旗」を掲げ、全社員の参加意識を醸成する
経営資源の逐次投入で再生の扉を開く
第7章 強い軍隊はボトムアップで動く
いすゞモーターズ ヨーロッパ リミテッド ディレクター 矢澤 元
リーダーシップに対する部下の認識
インフォメーションとインテリジェンスの違い
遅滞なき命令と受容が統制へとつながる
日本軍人事の硬直性
アメリカ軍人事の柔軟性
マニュアル主義の教育
ウェストポイント流リーダーの養成
【コラム】───法を破って勝機をとらえる
【コラム】───大山巌と児玉源太郎の亡霊
目次
第1章 参謀が組織をつくる
第2章 将が撤退を決断する時
第3章 『三国志』のリーダーシップ論
第4章 孫子の戦略学
第5章 知的リーダーの肖像
第6章 規律は組織の命脈である
第7章 強い軍隊はボトムアップで動く
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
作家
童門冬二[ドウモンフユジ]
作家
成君憶[セイクンオク]
コンサルタント
後正武[ウシロマサタケ]
東京マネジメントコンサルタンツ代表取締役、ビジネス・ブレークスルー大学院大学教授
松岡正剛[マツオカセイゴウ]
編集工学研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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