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勝者の決断―指揮官と参謀の戦略思考

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478375136
  • NDC分類 399
  • Cコード C2034

出版社内容情報

戦略を練り/最強の組織を統率して/勝利を導いた
戦場を駆け抜けた指揮官と参謀の行動学!

戦争という真剣勝負における戦略と行動力からは、現代の戦争を生き抜く上で多くの洞察を得ることができる。ビジネスマンのための『兵法書』決定版!

信長と家康は、いかにして敗北から立ち上がったか/劉備と曹操は、どちらが優れたリーダーか/モルトケは、なぜ連戦連勝できたのか/秋山真之が全うした参謀の職務とは/シーザーは、いかにして兵士の士気を高揚させたか/チャーチルは、いかにして大部隊ドイツに勝利したか

【目次】

はじめに

第1章 参謀が組織をつくる
 作家 半藤一利

参謀は組織の要
参謀の本分は指揮官を補佐することである
参謀の資質や能力から見た六つのタイプ
  タイプ1●書記官型 抜群の事務処理能力を持った実務家
  タイプ2●代理指導型 判断力と統率力を兼ね備えた心理巧者
  タイプ3●専門担当型 発想力豊かなスペシャリスト
  タイプ4●準指揮官型 思い込みをものともせず、唯我独尊を貫く
  タイプ5●長期構想型 独自の戦略的思考で世界を見据える
  タイプ6●政略担当型 交渉力に秀でた打たれ強い教養人
真の参謀をいかにして育てるか


第2章 将が撤退を決断する時
 作家 童門冬二

織田信長●一歩後退五歩前進
伊達政宗●奥羽探題の名誉を放棄
徳川家康●敗れて名声と誇りを得る


第3章 『三国志』のリーダーシップ論
 コンサルタント 成 君憶

仁愛の時代から戦乱の世へ
歴史を通じて新たなマネジメントの道を発見する
賢帝のマネジメントと愚帝のマネジメント
法治を信奉した曹操の非情な実行力
部下を理解できない曹操の人事管理
誠意と情熱あふれる人間本位のリーダーシップ
部下の忠誠心を育てた劉備の信義
慈愛こそマネジメントの智慧である
【コラム】───漁師のマネジメントと庭師のマネジメント


第4章 孫子の戦略学
 東京マネジメントコンサルタンツ 代表取締役
 ビジネス・ブレークスルー大学院大学 教授 後 正武

現代に生きる『孫子』の兵法
『孫子』の構成
思考のフレームワークが有用性を広げる
戦いの目的は組織の存続を追求することにある
市場と競合を知り、常に己の状況を知る
正法と奇法を自在に駆使して主導権を握る
目的の共有が組織の機動力を生む
【コラム】───湾岸戦争とイラク戦争のもう一つの見方
【コラム】───新日本製鐵:隠れたエクセレント・カンパニーのDNA


第5章 知的リーダーの肖像
 編集工学研究所 所長 松岡正剛

二一世紀は「方法の時代」
知の構造とプロフィールを知る
同義的連想を逞しくして知を編集する
言霊の知●兵士が迷いを打ち消して、共に走れる世界を語る
風土の知●異文化のなかに分け入って文脈を整える
ユートピックな知●既知と未知双方の知を上手に積み重ねる
対抗する知●みずからの価値軸に従って概念をつくり替える
カオスや矛盾を恐れず、知の組み合わせを遊ぶ


第6章 規律は組織の命脈である
 アサヒビール 名誉顧問 中條高徳

規律は組織の命脈である
占領政策による分割で地方ブランドの悲哀を味わう
ミドル・マネジャーの熱意が経営陣を突き動かす
相手の意表を衝いて「主動の位置」を奪いにいく
トップの信念の強さはコンセンサスに正比例する
組織が大きく揺らぐ時
あいまいな指示命令系統に風穴を開ける
「他利の旗」を掲げ、全社員の参加意識を醸成する
経営資源の逐次投入で再生の扉を開く


第7章 強い軍隊はボトムアップで動く
 いすゞモーターズ ヨーロッパ リミテッド ディレクター 矢澤 元

リーダーシップに対する部下の認識
インフォメーションとインテリジェンスの違い
遅滞なき命令と受容が統制へとつながる
日本軍人事の硬直性
アメリカ軍人事の柔軟性
マニュアル主義の教育
ウェストポイント流リーダーの養成
【コラム】───法を破って勝機をとらえる
【コラム】───大山巌と児玉源太郎の亡霊

目次

第1章 参謀が組織をつくる
第2章 将が撤退を決断する時
第3章 『三国志』のリーダーシップ論
第4章 孫子の戦略学
第5章 知的リーダーの肖像
第6章 規律は組織の命脈である
第7章 強い軍隊はボトムアップで動く

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
作家

童門冬二[ドウモンフユジ]
作家

成君憶[セイクンオク]
コンサルタント

後正武[ウシロマサタケ]
東京マネジメントコンサルタンツ代表取締役、ビジネス・ブレークスルー大学院大学教授

松岡正剛[マツオカセイゴウ]
編集工学研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

6
△新たなことは書いていないですが、何が言いたいか解りにくく表題につながる話に余りなっていないと思いました。少し残念な一冊です。2020/04/07

おい

1
編集が悪いのか、そもそも企画が悪いのか、内容が薄く、表現も拙く、分かりづらいものが多い。 ★★2016/10/03

sho_kotsu

1
ひとつひとつの考察も薄いし、アンソロジー形式の書籍にはありがちだが、おそらく「何を伝えたかったのか」が完全にぼやけている。読んだあとの感想は「でっ?ていう」。要はコラム集。2011/11/12

Oryu

0
何事もいろいろ考えないといけませんね.2014/03/30

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