出版社内容情報
長崎けんみん信組の大胆なビッグバン戦略が、全金融機関の注目の的になっている。「銀行の常識」を完全に覆した新戦略のすべて。
内容説明
「年利3―4%」の普通預金を売り出して業界をあっと言わせた長崎けんみん信組。当然マスコミは注目し、業界紙はもとより全国紙の記者が「けんみん」に押し寄せた。「けんみん」の大胆な発想は、日本の金融界に大きな一石を投じた。
目次
第1部 おらぶる男の巻(佐世保のドン・キホーテと飢えた馬たちについて;斜陽の北松地方と「石炭頭」のことについて;大村信組の合併で、宿縁に縛られ苦労したことについて ほか)
第2部 謀反の兆しありの巻(「歩く人名事典」と言われた創業者の実直な姿勢について;一軒三先九口座が、実は一軒一先一口座であったことについて;小村隆太郎が「逆バリ」商法で自慢したがっていることについて ほか)
第3部 正々堂々の巻(テキサス人の家の庭でハニーバードを見た夜のことについて;遣米使節をたびたび送って、自己責任を学んだことについて;サンカク主義を掲げ、多重債務者をお客様としたことについて ほか)