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内容説明
中国古典研究の重鎮、守屋洋が『論語』『孫子』『三国志』さらには『貞観政要』『史記』『十八史略』をひも解き人と組織を動かす要諦を解説する。
目次
第1章 『貞観政要』のリーダー像
第2章 失政のリーダー像
第3章 トップとナンバー2
第4章 部下を統率する心得
第5章 『史記』に学ぶリーダーシップ
第6章 リーダーが知っておきたい故事成語
著者等紹介
守屋洋[モリヤヒロシ]
中国文学者。1932年宮城県生まれ。1960年東京都立大学大学院中国文学修士課程修了。中国古典研究の第一人者として著述・講演活動で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K K
2
とても面白い。帝王と覇王は別物で、帝王学は、いわば大きくなった会社の維持をするための知恵っていうのが面白いですね。プレイヤーとして優秀でも、帝王として優秀にはなれないよっていう考えは大切だなと。2012/04/16
ろぐすけ
2
過去の中国の偉人を例題に、リーダーについてちょっと書かれた本です。結構面白かったです。中国の歴史が読めて。2012/04/02
椎名千歳
1
帝王学とはなんなのかを中国史から読み解く本。「教科書」や「リーダー英才教育」と書いてはいるが、部下をどう使うかといった方法論ではなくリーダーとしての心構えがメイン。内容が中国史だからなんとなく社長向けの本に感じてしまうが、色々参考になることも多い。権力を振るうんじゃなくて公平な視点で見て意見を聞き、どっしりと構えているのが大事ってことなんだろうな。2016/11/22
Sara Nagai
1
帝王学といっても明確な学問ではなく、帝王学とはリーダーシップを持つために必要なあらゆる方面での学問である。この著書では太宗とその重臣たちの繰り広げる問答形式で、守成の時代を治めるものたちの教科書的文献であった『貞観政要』をもとに話を進めていく。この『貞観政要』について歴代の天皇や徳川家の者も学んだそうだが、実際はこの『貞観政要』はのちの時代に書かれたこと、非常に物語的なものであることも留意して読む必要はあると思う。2014/06/06