内容説明
創価学会における「師弟観」、「座談会」「折伏」とは何か―その信仰の本質を考察する。
目次
慈悲と智慧は行動のなかにこそ表れる
変わり続けることが「生きた宗教」の証し
『法華経の智慧』から考える座談会の意義
創価学会における「師弟の絆」
「難」との向き合い方に表れる池田思想
「民衆という視座」から世界を見る
法華経の現代的展開としての「人間主義」
「人生という劇」に勝利するために
「生命こそが宝塔」という思想
創価学会という「感化の輪」の広がり
「よく生きる」ことを促す死生観
人間軽視の時代への「防波堤」
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、専門職員として外務省に入省。在ロシア日本大使館に勤務し、主任分析官として活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月執行猶予付有罪確定。13年6月執行猶予満了。刑の言い渡しが効力を失った。著書に、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『自壊する帝国』(新潮文庫)、毎日出版文化賞特別賞を受賞した『国家の罠』(新潮文庫)など多数。第10回安吾賞受賞。『十五の夏』(幻冬舎)で第8回梅棹忠夫・山と探険文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そーすけ
1
2019 12 152021/10/18
Norimasa Saito
1
池田大作著「法華経の智慧」を佐藤優が読み解く第2段。①「化城即宝処」手段の中に目的が含まれる。目的のために手段は選ばないとする暴力思想を否定する。民衆を絶対に手段には使わない。②「宝塔品」「すべての宗教は『生命という宝塔』から生み出されていく」シンギュラリティ、人間機械論と対峙する人間主義の価値観。③「信仰は感化」人から人へ伝わる。故に「師弟」の意味がある。世界宗教はすべて師弟が貫かれている。「信仰は決断」ではない。佐藤優が全力で「法華経の智慧」に取り組む熱意が伝わる。2020/03/10
こうきち
0
面白かったよ2019/12/31