京都／ＫＹＯＴＯ―本城直季写真集

本城 直季【著】

淡交社（2016/11発売）

• サイズ A4判／ページ数 98p／高さ 21X30cm
• 商品コード 9784473041272
• NDC分類 748
• Cコード C0072

出版社内容情報

木村伊兵衛写真賞の受賞者・本城直季が、京都の風景をジオラマのようにきりとり、新たな魅力を発信する「京都」写真集。〈京都の寺社が、まるでジオラマのよう〉
〈写真家・本城直季が、春夏秋冬の京都の風景を上空からきりとる写真集〉

大判カメラのアオリを利用して、被写界深度の浅い写真を撮り、実際の風景をジオラマのように見せる撮影方法で、木村伊兵衛写真賞を受賞した（『small planet』リトルモア刊）、写真家・本城直季。本作は、春夏秋冬の京都の風景を上空から撮影した、「京都」写真集。ヘリコプターに搭乗して、京都市内の寺社仏閣をジオラマのように撮影しました。これまで見たことのない、上空からの京都の魅力を発信します。ANA機内誌『翼の王国』連載「日本新風景」の作品に、新規撮影分を追加。京都ファンはもとより、英訳つきなので外国人旅行者のお土産としても適しています。

本城直季［ホンジョウナオキ］
写真家

内容説明

金閣寺、北野天満宮、八坂神社、京都タワー…愛され続けてきた京都のランドマークを上空から撮影。日本を代表する観光都市の、知っているようで知らない姿。京都の新たな一面が見えてくる。

著者等紹介

本城直季［ホンジョウナオキ］
１９７８年東京都生まれ。東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。実在の風景を独特のジオラマ写真のように撮影した写真集『ｓｍａｌｌ　ｐｌａｎｅｔ』（リトルモア）で第３２回木村伊兵衛写真賞を受賞。雑誌や広告など幅広い分野で活躍している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[アキ]

箱庭に作られたミニチュア模型のような京都の観光名所の写真は、空撮＋周囲をぼかした著者独特のアオリという手法らしい。ガイドブックで知る場所もまるで違って見えてくる。これらの写真で神社や寺には森がつきものだと改めて感じる。地上で写真を撮る時も鎮守の森は背景であってあまり意識することはないが、寺も神社も木で守られているように見える。京都の庭園も上から見ると形がよくわかる。京都タワーもかわいく見える。京都の天女はいつもこんな風に下界を眺めてるんでしょうか？

2020/02/09

[すみの]

著者は実在の風景をジオラマ写真のように撮影するカメラマン。確かにジオラマに見える！けれど全て本物の京都の風景なのだ。ジオラマ風になると荘厳な寺社も可愛く見えてしまう。

2017/01/06

[チェアー]

ミニチュアのように写す特殊な撮影技法で、生活感が薄れ、ふわふわして見える京都。日常の生活感といつもと違ってよそ行きに見える浮遊感のギャップに戸惑い、楽しむ写真集。

2016/12/09

[deerglove]

リトルモアからあの「small planet」が出たのが2006年。10年経って同じ版元から「東京」が出ていたのは知っていたけれど、「京都」は知りませんでしたね。しかも淡交社だし。これは頼まれ仕事の匂いが…。寺社のジオラマだけではバリエーションが足りないので京都タワーとか桜の公園なんかも出てくるけれど、正直苦しんでいる印象。

2022/08/07

[参謀]

京都のミニチュア写真集。といっても実物をミニチュア風に仕上げた写真です。遠方の上空から撮影して、周りをぼかしてるんですかね？そうするとミニチュアな感じになります。以前の写真集を見ていたので、新鮮さはなく、京都を普段と違う変わった感じで見れましたが、正直、お寺に関してはやはり実物を見に行った方がいいです…

2021/12/05