内容説明
全国各地の取材地、1300ヵ所余。掲載写真点数1450点余。祖先から受け継いだ伝統に育まれた、個性豊かで多様な様相・景観を示す日本の町並み集落。
目次
町並み集落の形成(城下町;信仰の町;歴史街道・宿場町;街路の町;温泉町・茶屋町;生業・郷土産業から;自然環境から;造形特色から)
各都道府県の町並み集落(掲載全図版索引)
著者等紹介
川村善之[カワムラヨシユキ]
1924年、京都に生まれる。1943年、京都市立絵画専門学校卒業。1959年、京都大学にて美学美術史を研修。1970年、京都市立芸術大学助教授。1975年、同大学教授。現在、京都市立芸術大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
26
○題名通り町並みに特化しています。見ているだけで落ち着いた気分になりました。また訪れてみたい場所も多々あります。近場から行ってみようと思いました。2023/08/02
壱萬弐仟縁
13
伊根浦の写真(7頁)。いつか訪れてみたい。今年は日本地理も受けねばいかんので、写真問題対策に試験前に借り直してもいいかもしれない。小布施もだが、そぞろ(漫ろ)歩きするにはいい感じの風景はあるものだ。クルマ社会になって久しいが、日本には歩くのにはよい町並みがかなり散在していることを自覚できる本。写真が主体となった本なので、めくって楽しむというのも一興。大袈裟ではあるが、日本人であることに誇りが持てる本。飯田市上村の急傾斜地(151頁)。厳しい景観。こうした素晴らしい景観も、人が住んで維持してこそである。2014/02/24
つちのこ
3
淡交社2010年3月初版。同年購入。歴史的景観、城下町、郷土産業、自然景観等様々な切り口から全国1300の町並みや集落を網羅。モノクロ写真なのが残念だが、町歩きの参考資料として秀逸な内容に仕上がっている。2010/11/14