内容説明
エイズ、レズビアン、黒人男性のヌード、パパラッチの存在…現代写真をめぐる衝撃。
目次
日和見アイデンティティと偏見のないアイデンティティ―エイズと共に生きる人びとのポートレイト
浮世の煩わしさ―ロティミ・ファニ=カヨデの写真に見るエロスと異郷の生活
鏡とウィンドー・ショッピングをする人びと―レズビアン、写真、可視化の政治
矛盾との共生―供給側主導の美意識に支配される時代の批評行為
階級闘争―パパラッチの発明 写真とダイアナの死
著者等紹介
スクワイアズ,キャロル[Squiers,Carol]
『ヴァニティ・フェア』や『ヴィレッジ・ヴォイス』の各誌で写真評論を、『アートフォーラム』誌ではコラムニストとして活躍してきた。『ニューヨーク・タイムズ』、『ヴォーグ』、『パーケット』、『アート・イン・アメリカ』、『アート・ニューズ』、『アパーチャー』など多くの新聞・雑誌にも寄稿している。『アメリカン・フォト』誌のシニア・エディターを経て、現在、ニューヨークの国際写真センターのキュレーターを務めている
木下哲夫[キノシタテツオ]
1950年東京生まれ。京都大学経済学部卒業。パリ第3英文科修了。美術書を中心に多くの翻訳を手がける。『マグナム』(白水社)『人はなぜ傑作に夢中になるの』(淡交社)『20世紀の美術家500』(美術出版社)など訳書多数
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