内容説明
“人はパンのみにて生くるにあらず 骨董にて生くるなり”とはまさか言いますまいが、素人・玄人を問わず世の好事家をして語らせれば、おそらくそれに近いことを言うでしょう。それほど骨董の魅力は大きなもので、この病にとり付かれますと少しも快方に向かわず、ますます重病人になってゆくようです。骨董屋主人が語る骨董愛好記。
目次
私の骨董・古美術入門
数寄のかよい路
南青山骨董通り
父の思い出
骨董道楽心得帖
感想・レビュー
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meow3
15
講談調に書かれているのが雰囲気があって好き。やたらとおネェにばかり気に入られる蛸唐草のとっくりの話、小僧時代の柳橋の芸者さんとの恋とギヤマン屏風の話がよかった。傍目からは全然分からない骨董の世界のあれこれが垣間見えて楽しいです。2021/09/18
だーぼう
0
どんな高価な壺も皿も器も、大体素手でがしっと手に取るお姿がいつも印象的。松山で掘り出した一冊。ブログに感想を書きました。2014/11/11
