内容説明
令嬢クロエは、騎士であるリュシアンと政略的な婚約をしていた。極上の外見を持つリュシアンはぶっきらぼうだが、赤毛のコンプレックスを持つクロエに優しかった。しかしある日、王太子の妹であるレティシアの護衛にリュシアンが抜擢されてから、クロエのもとを彼が訪れることはなくなった。レティシアからも敵意をむき出しにされて、クロエは疲弊するばかり。リュシアンは美しいレティシアに惚れ、元々政略婚だった自分には興味を失ったのだろう、とクロエは諦め半分でリュシアンに婚約の解消を申し出たのだが―。「君との婚約をやめるつもりはない。婚約破棄は受け入れられない」リュシアンからはそんなふうに婚約解消を断られて!?
著者等紹介
無憂[ムユウ]
「アルファポリス第16回恋愛小説大賞」にて『手折られた白薔薇:修道女は妹の婚約者に穢される』がノーチェ賞を受賞。受賞作を改題、改稿した『白薔薇の花嫁は王太子の執愛に堕ちる』で出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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