内容説明
ある小さな村に暮らす9歳のルイとマリアが手にしたのは,ルイの養父アンドレアの形見、人を幸せにする魔法のメガネ、「ほメガネ」だった。人の悪いところではなく、良いところが見える魔法の「ほメガネ」をかけたルイの「ありがとう」という言葉。その言葉こそ、「人を認めあう」ことも「人に感謝する」ことも忘れ去り、まわりの人たちだけでなく家族をもののしり、怒鳴りあう荒んだ毎日を過ごしていた村人のこころを、いつの間にか氷解させていく。足にハンディキャップがあるマリアの挑戦に、村人を嫌っていたサルサ社長は何を思うのか…。工場や村人、ルイの幼なじみのリゲルとミゲルはどう変わっていくのか…。こころ温まる、愛と感動にあふれるハートフルストーリー。
著者等紹介
原邦雄[ハラクニオ]
1973年、兵庫県芦屋市生まれ。二児の父。一般財団法人ほめ育財団代表理事。教育立国推進協議会民間有識者。日本発の教育メソッド「ほめ育」を開発し、世界18か国、のべ100万人に広めている。人にはその人しか持っていない長所や役割があること、「人は、ほめられるために生まれてきた」という真理と出合う。現在「ほめ育」は、400社以上の企業や、幼児教育をはじめとした教育機関にも導入され、また起業家支援も行っている。ほめ育オンラインサロンは、どんな人間関係も円滑にする内容で開催中。「ほめ育」は、日本だけでなくアメリカ、中国、インド、シンガポール、タイなどの企業や教育機関で活用されており、関連する著書は20冊(英語、スペイン語、中国語、韓国語にも翻訳)。テレビ朝日報道ステーション、NHK、The Japan Timesをはじめ多くのメディアに登場。アジア人で唯一、海外TEDxに2回登壇。TEDxスピーチ世界最高再生回数を誇る(2022年1月リサーチ分)。自ら財団法人を設立し、カンボジアやインドでの教育支援や国内の児童養護施設への寄付活動を行っている
まるもち[マルモチ]
1988年、千葉県生まれ。東京理科大学卒業。元は製菓メーカーの試作担当であったが、出産を機に退職。6歳と3歳の二児の母。日々の育児の出来事をブログに綴りはじめると、イラストを描く楽しさがよみがえり、幼い頃の夢だったイラストレーターを目指すようになる。似顔絵、ハガキデザイン、SNSアイコンなどを手がける。『ほメガネの村』がはじめての児童書作品(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。