内容説明
絹子は昭和11年8月、中国のハルピンで生まれた。8歳で国民学校へ入学。20年8月、3年生の時ソ連軍が侵攻、絹子の家に駐屯。父は捕らわれシベリアへ。21年1月母病死。7歳の弟を連れ母の遺骨を抱いて日本へ。―絹子ばあちゃんの80年をつづる。
目次
第1部 小学3年生―絹子ばあちゃんの戦争(私の生い立ち;心のふるさとハルピン;生かされた小さな命;水密桃と青酸カリ―瓦房店で終戦 ほか)
第2部 絹子ばあちゃんのその後(遠い日の合唱―永松先生・田中先生;子供たちの宝物―アゲハ蝶;あの世でも踊り友達;父のユニフォーム ほか)