内容説明
敵性語の禁止は本当だったのか。偏西風を利用した風船爆弾の脅威が原爆投下を招いた?陸軍と海軍のイメージは、戦後になって作られたものである。レーダーや戦車の開発から燃料の調達まで、両者の性質の違いが状況の変化に影響を与えていたのではないか。日本軍が辿った道を振り返りながら、戦略的な仮定を示した興味深い逸話集。
目次
第1章 福島少佐のシベリア単騎横断
第2章 イエスかノーかと敵性語
第3章 風船爆弾はローテク兵器だったのか
第4章 レーダーの開発と実用化
第5章 日本の戦車開発は三流だったか
第6章 南方の石油が届いていたら日本は負けなかったか
著者等紹介
矢澤元[ヤザワハジメ]
1958年1月東京生まれ。1980年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業(早稲田大学交響楽団ホルン科卒団)、同年いすゞ自動車株式会社入社。補修部品を主として、アフターセールス業務を担当。1986年~1989年ベルギー、2003年~2007年イギリス駐在。アマチュア・ホルン奏者としても、オーケストラ、金管アンサンブルで活動中。2016年2月より、陸上自衛隊幹部特修課程(兵站FOC)講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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