目次
車両編(福島交通の車両たち(福島交通の車両の概要;現有車両一覧表;現有車両車種別解説))
歴史編(福島交通のあゆみ;福島交通の路線エリア)
紀行編(終点の構図 掛田駅前;磐城の伝統と伝説を訪ねる)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハル牧
2
福島支社と郡山支社を中心に広い範囲の地域輸送を担う福島交通は、会社更生法適用による経営再建が始まって間もない頃に東日本大震災と直面した。県内貸切バスをとりまとめる幹事会社として避難などの人命を救う輸送に専念し、相馬営業所を閉鎖するなど原発事故の影響を受けながらも、東北新幹線等の鉄道の寸断を補うため臨時の高速・中距離バスを多数運行した。本書が出て数年後の令和元年、台風19号による豪雨災害でバス90台が水没し、路線の運休、減便、果ては一部の廃止にまで追い込まれ、そしてこのコロナ禍である。厳しいにも程がある。2021/11/13