内容説明
人間関係のシステムの中で作用する隠された力動を目に見えるものに。ファミリー・コンステレーションの創始者バート・ヘリンガーの主著待望の邦訳！
目次
第１部 近親関係システムの現象学（罪、潔白、そして良心の限界；男性と女性：家族の基盤；両親と子どもたち；家族という集合体の良心；愛とその偉大なる魂）
第２部 心理療法の考慮点（治療上の姿勢；役に立つ介入の方法；システム論に基づく心理療法の特定の主題）
著者等紹介
ヘリンガー，バート［ヘリンガー，バート］ ［Ｈｅｌｌｉｎｇｅｒ，Ｂｅｒｔ］
１９２５年生まれ。２０歳で戦場より帰還し、カソリックの牧師となる。ズールー族への宣教師として南アフリカに渡り、１６年間を南アフリカで過ごし、高校、大学で教鞭をとり、後に校長を務める。その後、聖職を退き、精神療法を学び、米国で学んだ原初療法のトレーニングをドイツで始める。家族療法ファミリー・コンステレーションに独自の洞察を加え、心理療法の世界に大きな変革をもたらし、その業績によって世界中の心理療法の現場でその名が知れわたった
ヴェーバー，グンタード［ヴェーバー，グンタード］ ［Ｗｅｂｅｒ，Ｇｕｎｔｈａｒｄ］
１９４０年生まれ。精神科医であり、システム論による家族療法のセラピスト。ドイツ、ハイデルベルク大学の家族療法の学部に長期に渡って所属する。ハイデルベルク・システミック・リサーチ研究所、国際システミック・セラピー協会、カール・アウエル出版社の共同創設者でもある。システム論による心理療法の分野において、７０以上の出版物を刊行する実績を持つ。ファミリー・コンステレーションに関する最初の本Ｚｗｅｉｅｒｌｅｉ Ｇｌ¨ｕｃｋ（幸福の二つの様式）を含む数冊の書籍の著者・共同執筆者・編集者であり、ヘリンガーの仕事を世に知らしめる契機をつくった
ボーモント，ハンター［ボーモント，ハンター］ ［Ｂｅａｕｍｏｎｔ，Ｈｕｎｔｅｒ］
１９４３年生まれ。ロサンゼルスのカリフォルニア大学とクレアモント神学校を卒業後、ゲシュタルト療法ロサンゼルス学会で精神療法を学び、後にその代表、また指導教授の一員を務める。１９８０年に国家資格を持つ臨床心理士となり、ドイツ、ミュンヘンのルートヴィヒ・マキシミリアン大学で臨床心理学の客員教授職に迎えられ、教育卒業生コースでゲシュタルト療法と対象関係論を指導。ミュンヘンを拠点に精神療法医の指導・監督にあたる。加えて、心身症的疾患と関係性の問題を統合化した学際的な方法を開発
小林真美［コバヤシマミ］
２００１年、ヘリンガーの日本で最初の３回のワークショップを主催。バート・ヘリンガーに正式に認められたヘリンガー・インスティテュート・ジャパンを設立。２００１年以来、ドイツでのインターナショナル・システミック・コンステレーション・インテンシブ受講。２００３年以降、自身の研究成果をインテンシブで発表。２００４年、ドイツ人セラピスト、ハラルド・ホーネンと共に第１期ファミリー・コンステレーション・トレーニングを開始。２００１年、２００３年、２００７年ドイツでのコンステレーション・コンファレンスに参加（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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