内容説明
帝国との戦争は一旦の休止を迎える。レクティファールは占領した前線都市“ウィルマグス”に身を置き、復興にあたっていた。都市の治安維持、衛生環境の整備、交通機関の確保と、やるべきことは非常に多い。そこへ、巨神族の一柱が目覚め、橋を破壊したという報が届いた―。
著者等紹介
白沢戌亥[シラサワイヌイ]
1986年生まれ。信州で生まれ育った会社員。2009年より本業の傍ら執筆活動を始め、インターネット上で作品を発表する。2011年、インターネットで発表していた「白の皇国物語」が書籍化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
18
今回は先の戦いでの後処理と、凱旋する間際の僅かでささやかな休息。凱旋後の後の、政に本格的に取り組み出し始めるまでの話。休息部分は面白く、ちょっと華やかでした。2013/05/03
ローリー
9
図書館で借りました。前巻までの緊迫した帝国との戦争はとりあえず終結し、今巻では戦後処理を淡々と続けるレクティファールのお話です。要塞戦で参謀としてレクトに付いたリーデとの和解というか恋愛話はともかく、これ何のギャグ?と言いたくなるくらいのハーレム状態の女湯突入や温泉卓球などもありましたが、次作に向けて堅い話も多少ありました。今までが緊張だとすれば、今作は弛緩という所でしょうか。とりあえず伏線が出てきたようなので、国内のお話になるんでしょうね。作者の方は色々と主張したいことをお持ちのようなので楽しみです。2016/09/08
びゃく
2
図書館。戦争の後処理&巨神族&温泉編。私的ハイライトは、巨神族とレクトのシーン。こういう神と人の交流はすごく好き。あとこの巻から本格的に登場の双子姫の片割れファリエルがなかなか好み。ツンデレ…というにもデレがないけど(笑) あ、妃候補じゃないけどターシャも好きだな。2013/08/30
藤香
2
紅龍公の双子さんがちゃんと登場。 フェリエルとファリエルの挿絵で違いがわからないww2012/10/07
加賀ますず
1
前巻までの緊迫した内容から箸休め的に登場人物たちの関係性に焦点が描かれているシリーズ第5巻。唐突に和風旅館に行って男衆が卓球を始めた時は一体自分は何を読んでいるのか表紙に戻って確認したくなるレベルの剽軽さがある。2018/11/19