内容説明
私たち現代人は、昨今の殺伐とした世相に流され、相手の心の声をきく姿勢を置き忘れてはいないか。良寛さんに傾聴ボランティアの心と理想像を見るシニア産業カウンセラーが、きき方を提案する。
目次
第1章 傾聴ボランティアが必要とされる理由(話すことは放すこと;話し相手は誰がよいのだろう;心の解放の効果 ほか)
第2章 傾聴ボランティアに必要な心“無財の七施”(あなたの人柄に関心をもちました“慈眼施・眼施”;あなたの思いをきかせてください“和顔施・顔施”;いま、ここは、あなたのための時間です“牀座施・床座施” ほか)
補章 災害時における傾聴ボランティア
終章 良寛さんから学ぶ「心の耳」(感じとる力(受信力)を磨く
傾聴ボランティアの倫理とは
派遣元の責務 ほか)
著者等紹介
青木羊耳[アオキヨウジ]
1931年生まれ。1955年東京大学卒(農業経済学専攻)。農林中央金庫に31年勤務。1986年55歳で退職して講師業をスタートさせる。1996年労働大臣認定中級産業カウンセラー資格取得。1997年から2000年まで(社)日本産業カウンセラー協会常務理事。同協会認定シニア産業カウンセラー。全国良寛会会員。現在、産業カウンセラーの養成に当たるとともに、良寛の愛と反骨のこころを体して、サラリーマンのキャリア開発や心の健康管理をテーマに講演・研修活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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