内容説明
名優とその演技は絢爛の舞台に咲く大輪の花であるが、それだけが演劇の世界ではない。その陰に舞台を支え、自分の持場に情熱の全てをかける多様の人間模様がある。ドラマの陰にドラマあり。舞台監督30年・体感の目が拾いあげたまこと得難き証言録―。
目次
第1部 舞台宇宙の住人たち
第2部 舞台の風景
著者等紹介
持田諒[モチダリョウ]
1939年、島根県簸川郡に生れる。県立出雲高等学校卒。米国・イーストウェストセンター(I・T・I・プログラム)修了。演出家・大木靖に師事。三人会(大木・金井俊一郎・服部展宏)にて古典・現代芸術の演出・舞台芸術の研究。国立劇場開場準備。国立劇場に入社。歌舞伎・文楽を中心に、日本の古典芸能の舞台監督を30年間務め、その後、大阪・国立文楽劇場支配人、国立劇場舞台技術部長の後、2004年定年退職。アジアの古典芸能の調査、演出等多数。又、舞台技術者の育成にも力を注いでいる。現在、学校法人杉山女子学園岐阜女子大学特別客員教授。(独)日本芸術文化振興会参与
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。