内容説明
同族会社の株式は本家の株(支配権有)と分家の株(支配権無)で考える。難しい自社株評価と相続対策が簡単に理解できる解説書。平成30年度税制改正において創設された「非上場株式等についての贈与税・相続税の納税猶予制度の特例措置」を活用する場合の実務上の留意点を追加した増補改訂版。
目次
第1章 分家の株主の対策(「本家の株主」と「分家の株主」の区分と相続税評価額;同族株主のいる会社の場合における分家の株主とは ほか)
第2章 本家の株主の対策(信託銀行や金融機関のコンサル会社が行う事業承継対策の概要と対案;原則的評価方式とは ほか)
第3章 非上場株式等についての贈与税・相続税の納税猶予制度の特例措置の活用の留意点(事業承継税制見直しの背景;改正の概要 ほか)
第4章 支配すれども所有せず―現経営者の支配権の維持のために(信託や種類株式の活用;信託 ほか)
第5章 取引相場のない株式(出資)の評価明細書から考える自社株対策(一般の評価会社の評価明細書;評価明細書から分かること(一般の評価会社) ほか)
著者等紹介
山本和義[ヤマモトカズヨシ]
税理士・CFP。昭和27年大阪に生まれる。昭和50年関西大学卒業後会計事務所勤務を経て、昭和57年山本和義税理士事務所開業。昭和60年株式会社FP総合研究所(旧:(有)エフ・ピー総合研究所)設立、代表取締役に就任。平成16年税理士法人FP総合研究所設立、代表社員に就任。平成29年9月次世代へ事業承継。平成29年10月税理士法人ファミリィ設立、代表社員に就任。資産運用・土地の有効利用並びに相続対策、節税対策等を中心に、各種の講演会・研修会を企画運営、並びに講師として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。