内容説明
我慢の哲学―毛利元就、敬天愛人―西郷隆盛など作家童門冬二が愛した男たちの群像。彼らは何を思い、語ったか。一瞬の生きざまに人生を変える深い感動がある。
目次
財政改革の決め手は心の改革(上杉鷹山)
負債は生まれかわって払え(松居遊見)
誰よりも自分にきびしく(毛利元就)
譲れないもの(豊臣秀吉)
「敬天愛人」の原点(西郷隆盛)
民の昼寝に励まされる(織田信長)
弟子を守りぬく(佐久間象山)
秀吉の鼻をあかす(徳川家康)
悲運を受けて立つ(徳川慶喜)
酒を原価で売る(豊島屋十右衛門)〔ほか〕
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
本名、太田久行。1927年(昭和2年)、東京生まれ。東京都立大学事務長、東京都広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。1979年(昭和54年)、美濃部知事の引退とともに都庁を去り、作家活動に専念。在職中に培った人間管理と組織の実学を、歴史と重ね合わせ、小説、ノンフィクションの世界に新境地を拓く。第43回芥川賞候補。日本文芸家協会ならびに日本推理作家協会会員。1999年(平成11年)、勲三等瑞宝章を受章
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感想・レビュー
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tokotoko
40
★歴史本①★"「勇気」の例"って、図書館のレビューにあり、ふと疑問を持ちました。「勇気」にもいろいろあるの?・・・27人が出てきました。いかにも勇気!って思うのもあれば、さりげない勇気!もあったり、ホントにね、いろーんな「勇気」を見れました。ちょっぴり思ったのは、勇気にはガマンとか予測とか真剣な要素が欠かせないけれど、「想像力」や「ユーモア」があったら勇気、ちょっぴり楽しく使えるかも!?っていうことです。小さな争いが多い毎日。ふと!脳裏に浮かんでくるのはこの本の中のどなた!?・・・ひそかに楽しみです。2016/03/05
まさお
1
上杉鷹山の部分だけだが、改革とは根本的な原因を解決してこそ改革と言えると思った。2013/05/15