内容説明
思想史研究のため各地を旅したフィールド・ノートと歴史的考察。
目次
1 最初の出会い(ドイツの大学と大学町;ドイツの教会生活 ほか)
2 同時代史の観察(ベルリンの危機と命運;ナチズムの虚像と残像 ほか)
3 東欧圏の国家と宗教(社会主義社会と宗教―東ヨーロッパの旅から;プラーハの街角で―ヤン・フスとカフカの町 ほか)
4 アウシュヴィッツで考えたこと(ヒトラー支配の爪跡―ナチ・ドイツとヤスクニ;ナチと闘った父母と教師と教会―ノルウェーへの旅 ほか)
5 新しい回想の旅から(オーバーアンマーガウのキリスト受難劇;夏草生い茂りて―ヒトラー支配の夢の跡 ほか)
著者等紹介
宮田光雄[ミヤタミツオ]
1928年、高知県に生まれる。1951年、東京大学法学部卒業。東北大学名誉教授。政治学、ヨーロッパ思想史専攻。かたわら三十数年来、学生のための聖書研究会と読書会を主宰して浅野順一賞を受賞。主著に『西ドイツの精神構造』(日本学士院賞)、『現代日本の民主主義』(吉野作造賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。