上智大学中世思想研究所紀要<br> 中世における古代の伝統

上智大学中世思想研究所紀要
中世における古代の伝統

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  • サイズ A6判/ページ数 308,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784423170878
  • NDC分類 132.04
  • Cコード C3010

内容説明

本書は古代の哲学的・神学的遺産を主題として、個々の論考において、中世思想を形成した伝統のそれぞれの流れを扱うことによって、古代の受容と継承の根本的動向を跡づけるものである。

目次

1 ラテン中世における教父神学の遺産
2 カルキディウスによる『ティマイオス』の翻訳および註釈
3 中世におけるラテン古典文学
4 教父から中世における聖書の多重意味解釈について
5 中世西欧におけるオリゲネス
6 西洋中世の思想への偽ディオニュシオス・アレオパギテスの影響
7 三つの教師論―アウグスティヌス、ボナヴェントゥラ、トマス・アクィナス
8 ボエティウスの伝統―プラトン主義とアリストテレス論理学の中世への継承
9 中世オリエントを経由しての学術の伝播