大人のためのやり直し講座 幾何学―ピタゴラスの定理からメビウスの帯まで

アスキュー，マイク〈Ａｓｋｅｗ，Ｍｉｋｅ〉/エバット，シーラ【著】〈Ｅｂｂｕｔｔ，Ｓｈｅｉｌａ〉/フランクル，ピーター【監修】〈Ｆｒａｎｋｌ，Ｐｅｔｅｒ〉/緑 慎也【訳】

創元社（2012/12発売）

• サイズ A5判／ページ数 176p／高さ 21cm
• 商品コード 9784422414225
• NDC分類 414
• Cコード C0341

出版社内容情報

ピタゴラスの定理からメビウスの帯まで、丁寧な解説、数学者の紹介、練習問題で読み進む「大人のためのやり直し講座」第二弾。

「数字」という言葉を目にしただけで憂鬱になる人がいるが、本来数学とは「普遍的な言葉」で、人種も国境も関係なく共通に会話できる世界で唯一の言語であり、円周率の計算法や３次元という概念の発見など、豊かな歴史の積み重ねがあることに気づく。ピタゴラスの定理からメビウスの帯まで、幾何学に関する丁寧な解説とユークリッドや近現代の著名な数学者の紹介、練習問題という３つの構成で読み進む「大人のためのやり直し講座」第二弾。

目次
幾何学　はじめに
第1章　点、線、円
第2章　王冠にはめられた宝石
第3章　勇気をもって前進する
第4章　トラだ、トラだ
第5章　日曜日は公園に
第6章　ボトル、ドーナツ、海岸線
インデックス

目次

幾何学　はじめに
第１章　点、線、円
第２章　王冠にはめられた宝石
第３章　勇気をもって前進する
第４章　トラだ、トラだ
第５章　日曜日は公園に
第６章　ボトル、ドーナツ、海岸線

著者等紹介

アスキュー，マイク［アスキュー，マイク］［Ａｓｋｅｗ，Ｍｉｋｅ］
モナシュ大学（オーストラリア、メルボルン）教授。専攻は初等数学教育。小学校教員、ロンドン大学キングス・カレッジを経て現職。マジシャンでもある

エバット，シーラ［エバット，シーラ］［Ｅｂｂｕｔｔ，Ｓｈｅｉｌａ］
シェフィールド大学卒。初等数学の教材製作・コンサルタント会社ＢＥＡＭ（２００４年から２００９年までは最高経営責任者）を経て、現在はマイク・アスキューとともに、初等数学のコンサルタント会社ミレニアム・マスの役員を務める

フランクル，ピーター［フランクル，ピーター］［Ｆｒａｎｋｌ，Ｐｅｔｅｒ］
数学者・大道芸人。１９５３年ハンガリー生まれ。１９７１年に国際数学オリンピック金メダル受賞。１９７７年博士号取得。今までに執筆した数学の論文は２００編以上に及び、数学関連の著者は一般向けから専門書まで多数。１９８８年からは日本に在住し、国際数学オリンピックへの日本チーム参加に尽力、学生の育成に努めている。１２カ国語を操り、現在まで９０カ国以上を訪問している。人生を楽しくするコツなどをより多くの日本人に伝えたいと講演活動にも力を入れている

緑慎也［ミドリシンヤ］
１９７６年大阪生まれ。東京大学教養学部基礎科学科中退。ライター兼翻訳者（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[じょうぶなことり]

画力をアップするため今年はいろいろ試している。背景パースの勉強もしているうちに、幾何学に関わる内容が結構含まれていることに気づき、脱線気味であることは自覚しつつ、この本を手に取った。易しいことから複雑なことまで、コンパクトにまとまっていて、文系人間にも読みやすい本だった。分からない部分の方が多かったけど、最後まで読み通すことができて自分でも驚き。普段全く知らない分野に触れることができて楽しかった。

2017/07/21

[ネオおしりいぬ]

大まかに幾何学をおさらいできる。 イラストが多いし洒落等も日本語化されており、歴史としての記述も多い。 ただし各項目はあっさりした記述なのでこの本だけで勉強という風にはいかないだろう。

2013/10/27

[arbores]

思ってたより面白かった。定理と問題と数学者の紹介とがあった。定理は厳密性は考えずに大雑把な概観、問題はクイズっぽい感じ、紹介も1・2ページ、とさらっと読める。図形を想像しながら読めて、楽しかった。

2014/03/02

[nknskoki]

「平行線は永遠に交わらない」とするのがユークリッド幾何学、「平行線は無限遠点で交わる」とするのがリーマン幾何学、「平行線は無限遠点で発散する」とするのが双曲幾何学。どれもが互いにまちまちの主張をしているが、いずれも幾何学として正解である

[takao]

ふむ

2019/12/29