内容説明
わが国の企業が、当面している国内的・国際的経済情勢の変化に即応して、リストラクチャリング・ポリシーに従い、M&A戦略を展開し、企業構造の変革を試み、それにともなって新たな経営戦略に基づく経営パラダイムないし企業文化の変革を試みている点に着目し、かかるパラダイム変革と企業の情報システムの変化とのかかわりをプロセス的・実証的に解明。
目次
序章 総括的展望
第1部 企業パラダイムの史的展開過程と情報システム(規約先行型革新とパラダイム先行型革新―シオノギの事例研究;企業パラダイムの展開と情報システムの発展プロセス―村田製作所の事例研究;企業パラダイムと情報システムの展開―阪神電鉄の事例研究)
第2部 戦略転換と情報システム(全体パラダイム型モデルと部分パラダイム型モデル―マツダの事例研究;パラダイム変革と情報システム革新―アシックスの事例研究;パラダイム転換に対する情報システムの可変的対応―大和ハウス工業の事例研究)
第3部 企業パラダイムの連続と断絶(企業パラダイムのS型効果と逓増効果―日本鋪道の事例研究)
第4部 環境変化と情報システム(環境変化適応と情報システム―新東工業の事例研究;企業間分業と情報システムの革新―長谷工コーポレーションの事例研究;企業パラダイム変革期における管理会計システム)