古典の文箱

  • ポイントキャンペーン

古典の文箱

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 357p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784418995141
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

古典通として知られる著者の随筆集成。主に平安?江戸時代の文学作品を取り上げ、古典を知る楽しみや、先人の知恵を日常生活に活かす術をつづる。

内容説明

古典への無類の造詣とつきせぬ恋ごころを集大成。

目次

紫式部 その人と文学
石山寺の月
紫式部という女
『源氏物語』にみる理想の女性像
『源氏物語』の女と男
中世の日記文学
才女たちの晩年―紫式部・和泉式部・小野小町・清少納言
小町伝説
恋の見本帳『伊勢物語』
『伊勢物語』の歌〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

95
古典の散文を集めた1冊になっています。こういうのを読むとおせいさんは古典の世界が好きなんだなと思います。古典文学は元々好きでしたが、江戸文学も面白そうだなと感じました。つい現代語訳を読みがちになってしまいますが、原典を読むのもまた楽しいかもしれません。古典の魅力を改めて見たような気がします。2016/10/15

てら

3
全て読んだわけではないけれども読了。著者の夥多なる古典知識に驚くばかり。現代社会においてここまでの知識を有している作家はいるのだろうか。読了後の今、特に連歌の章が印象深い。古語は英語よりも日本人と距離が離れてしまったように思うが、そんな古典を読んでみようかなと思わせるような本だった。2023/11/19

めめ

3
著者の目から見た、田辺聖子のフィルターを通した古典の世界。源氏物語や、東海道中膝栗毛、徒然草などの解説や感想、また古典への愛があふれるように書かれている。「自然と行事と人間と、この三位一体の構造が王朝美学である」なるほどーと思いました。2022/02/10

3
古典の散文を新旧集めた本、既読もちらほら。紫式部、清少納言、和泉式部あたりは反復学習で、すっかり印象も定着してきた。古典原作にあたるのもいいけど、この辺りでそろそろ小説に手をつけてみようかな。もともと古代ファンで王朝趣味はついでだったけど、本作のおかげで江戸文学にも興味が出てきた。 杉浦日向子作品で少しは親しみもあったけど、語調を残してわかりやすく訳したものがあるなら、西鶴の五人女は読んでみたい。2016/08/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/242101
  • ご注意事項