出版社内容情報
バレエ史を知ると舞台鑑賞はもっと楽しく、深くなる。
唯一無二の入門書「教養としてのバレエ」。バレエファン必読の一冊。
・総合舞台芸術バレエをもっと深く楽しむための教養書。
・作品ごとのあらすじ解説のガイドブックはたくさんあるが、
通史としてバレエの栄華盛衰を語る入門書は唯一無二(類書なし)。
好評を博した2014年刊をこのほど改訂版としてバージョンアップ。
・アーカイブ的な古写真や絵画など貴重なビジュアル多数掲載。
バレエの魅力を歴史から紐解く1冊。
ルネサンスのイタリアで生まれたバレエは、
フランスにもたらされ太陽王ルイ14世に庇護され
パリ・オペラ座バレエ学校が設立されます。
やがてロシアに伝播。チャイコフスキーの音楽に出合い、
ロマノフ王朝のもとバレエは高度な発展を遂げます。
20世紀初頭、ロシアから西欧にディアギレフのバレエ・リュスが
ツアー公演に訪れるや、世界中に熱狂をもたらし
欧米に新たなバレエ団を生み落とすのです。
バレエ史を通じて今見ている舞台や演目の源流を知る入門書。
(2014年刊行のビジュアル改訂版)
内容説明
時代を経てもすたれることなく観る人を魅了してやまない舞台芸術、バレエ。ルイ14世が作ったパリ・オペラ座バレエ学校(王立舞踊アカデミー)、トウ・シューズの発明とロマンティック・バレエ、チャイコフスキーとロシア帝室バレエ、ニジンスキーらの革命的なバレエ・リュス…。本書ではエポックメイキングなバレエ史を8章に分けて、中心となった人物や作品をご紹介します。現代の舞台に繋がる、大きなうねりのようなバレエ史への誘いです。華麗なバレエの歴史を知ることで、今の舞台をもっと楽しむ決定版ビジュアルブック。
目次
1 踊る男から始まったバレエ“王は踊る”
2 踊る女性の誕生“3人のマリー”
3 ロマン主義が生んだロマンティック・バレエ
4 チャイコフスキー3大バレエの誕生
5 バレエ・リュス バレエは芸術になった
6 バレエ・リュスのライバルたち
7 アフター・バレエ・リュス
8 バレエは続く、振付家の時代へ
著者等紹介
芳賀直子[ハガナオコ]
舞踏史研究家。バレエ史、なかでも専門はバレエ・リュス、バレエ・スエドワ。明治大学大学院文学研究科演劇学専攻にてバレエ・リュス論文で修士号取得。1998年のセゾン美術館における『バレエ・リュス展』での仕事を皮切りに、各種媒体への執筆、講演、展覧会監修、近年では漫画や小説への学術協力やダンス・ドラマトゥルクも行う。2005年の立ち上げから2014年まで、薄井憲二バレエ・コレクションのキュレーターを務め、館内外すべての展示と共同事業を手掛ける。現在もバレエ関係の展覧会の学術協力、カタログ執筆、企画立案・協力、芳賀直子バレエ・コレクション出品等を手掛けている。講演の人気も高い。新国立劇場バレエ研修所、Kバレエ トウキョウT.T.C.のバレエ史を担当、大正大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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