はじめての哲学
哲学してみる

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  • サイズ A4判/ページ数 75p/高さ 23X24cm
  • 商品コード 9784418125005
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

出版社内容情報

フランスで数々の賞を受賞(「青年文学賞2008」など)。世界19ヶ国で翻訳された話題の哲学本がついに日本上陸!

フランスで数々の賞を受賞(「青年文学賞2008」、「フランステレビジョン青年の部賞2008」、「本の科学賞2009」)。世界19ヶ国で翻訳された話題の哲学本がついに日本上陸!反対語で考える12テーマ(有限⇔無限、時間⇔永遠、肉体⇔精神・・・etc)。この本には、その「答え」となるものはどこにも書いてありません。難解な哲学用語を図解する本とも違います。「で、あなたはどう思ったか?」それが「哲学」。イラストと一緒に、『哲学してみる』きっかけとなる絵本です。

内容説明

存在は、つねに外見から判断されるものでしょうか?ものごとは、しばしば外見で判断されます。言葉やしぐさによって、ひとは他者の考えや感情を知ります。感じることも使うこともできないなら、ものごとはわたしたちにとって現実味をもたないのです。たとえば、パンクしたボールはボールといえるでしょうか?外見はときにひとをあざむきます。外見はそれがこうだろうと思わせるものとはまったく一致しないこともあるのです。わたしはごく小さな胚としてこの世に誕生し、やがて成長して大人になり、最後には灰になってしまいます。どれがほんとうのわたしなのか、どうすれば知ることができるのでしょうか?―。

目次

一と多を考える
有限と無限を考える
存在と外見を考える
自由と必然を考える
理性と情動を考える
自然と文化を考える
時間と永遠を考える
わたしと他者を考える
肉体と精神を考える
能動的と受動的を考える
客観的と主観的を考える
原因と結果を考える

著者等紹介

ブルニフィエ,オスカー[ブルニフィエ,オスカー][Brenifier,Oscar]
哲学博士、教育者。おとなのための哲学教室と子どものための実践哲学を広めるため数々の国で活動。また世界における哲学についてのユネスコ白書も手がけている

デプレ,ジャック[デプレ,ジャック][Despr´es,Jacques]
1985年高等美術学校入学。1990年代初め、当時は発展途上だった新しい媒体、バーチャルイメージへと転向。この選択によって、ドキュメンタリー映画、ビデオゲーム、建築、舞台美術といった多方面で活躍するようになる。現在はイラストレーター。言葉とイラストとの奇妙な関係を模索しながら、空間、身体、光に関する自らの考えを追求している。『Le livre des grands contraires philosophiques』(邦題『哲学してみる』、オスカー・ブルニフィエとの最初の共同制作本)はフランスにて2008年の青年文学賞、同年のフランステレビジョン青年の部賞、2009年の本の科学賞を受賞。現在までに19の言語に翻訳されている

村山保史[ムラヤマヤスシ]
大谷大学准教授。哲学

藤田尊潮[フジタソンチョウ]
武蔵野美術大学教授。フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

むらKみ

69
いい本に出会いました。私はこの絵本を何回も読み直そうと思っています。もちろん何回も読まないと理解できそうもないですけど。(^^; 哲学はよくわかりませんが、この可愛い絵本の人形たちが分かりやすく教えてくれそうです。この本を読んで、好きな小説を読み直すと、今までとは違った新しい発見ができそうです。(^-^) あっ!人形にソバカスを発見しました。本当にカ・ワ・イ・イ。(^-^) 私のツボ(^^;2013/05/03

yomineko@猫と共に生きる

51
物事は多方面から見る必要がある。何故なら、常に対立、相反している事柄が存在しているからだ。自然に対するのは文化。人間は文化を成熟させる事によって、自然を超越出来るのか?私の答えはノー!!!天才とは常に調和するとは限らない理性と情動が一人の人間の中でうまく結びついているさまを言う。Les livre des grands contraires philosophies.2024/02/06

gtn

22
二律は一体であり、どちらかに偏れば、おそらく人類を脅かすであろうことは何となく想像できた。2020/06/19

kei

16
「幼いころからひとは反対語を学び、使っています。」と いうことで12組の反対語が取り上げられています。 (定型発達では2歳から「大きい-小さい」が分かり始めるようです。) 絵も可愛くてとても読みやすかったです。 ただしなかなか理解できず。 可愛いけれどしっかり哲学書でした。2017/08/10

Tadashi_N

15
対立する概念から哲学を学ぶ絵本。2015/11/07

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