シュガーな俺

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シュガーな俺

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784418065325
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

異常な喉の渇き、原因不明の激ヤセ、全身の倦怠感。著者自身が糖尿病治療のため、入院した経験にもとづいて執筆した世界初の糖尿病小説。

著者等紹介

平山瑞穂[ヒラヤマミズホ]
1968年、東京生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。2004年『ラス・マンチャス通信』(新潮社)で第16回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

276
まあまあ。糖尿病になった著者本人の体験をベースにした「オートフィクション(つまり自伝のような小説)」。小説ではあるものの、糖尿病になったらどのような日常生活になるのか、どんな心境になるのか、そして糖尿病を防ぐためにはどのような食事を心がけるべきなのかなど、実用書としての側面も強い。ただ、そういう本にありがちなように、ちょっと中途半端な立ち位置で、純粋に小説としておもしろいかと問われると、微妙。PRでただで読むくらいがちょうどいい。2017/12/20

ちょこまーぶる

62
長い間、ベットサイドに置いていて、寝れない時などにチラッと読み進めた一冊でした。糖尿病になってしまった著者の闘病記なんですが、読みながら毎回自分も気を付けなきゃと反省しかないんですが、読んでいた長い間の現実は確実に自分自身の血糖値やコレステロール値は上昇を続けたという結果となっていて、何とも笑い話のような感じです。本当にシュガーな俺で、情けないの一言です。でも、闘病記というジャンルを教えている看護学生にも読むことを勧めていて、病気になってしまった人にしか分からない情報の宝庫なんですよね。2021/05/23

いたろう

50
題名からスイーツ男子の話かと思ったら、これが何と糖尿病の闘病記。糖尿病というと、中高年以上の太った人がかかる病気というイメージがあるが、必ずしもそうではない。30代前半、体型もやせ型の主人公が受けた糖尿病の宣告。これは、30代で糖尿病になった著者の経験に基づく小説ということで、糖尿病患者が気をつけないければいけない食品分類別のカロリーチェックをエクセルを使って、献立・買い物メモと合わせるなど、経験者だからこそのリアリティが感じられる。完治はしない辛い糖尿病だが、小説の読後感は不思議に明るい。2017/10/29

あー

16
シュガーって、そういう事か。これは、小説というより闘病記だねぇ。と思いながら軽くサクサク読みました。2018/12/02

introduction

10
糖尿病を患った著者のオートフィクション。糖尿病というメジャーな病気について自分は何も知らなかったなぁと思わされる。1型2型だけでなく緩徐進行型まである事。太っている人が患者だというイメージだったけれどそんなことはない事。告知から闘病の過程が描かれていくが完治はしない病気だけに、辛いエンディングかと思いきや読後感は明るい。私は甘いものが好きな分お酒は控えているし、体重増加にも気をつけているから大丈夫であって欲しいけれど他人事ではないんだなぁ。2021/06/02

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