内容説明
本書は、さまざまな教師の事例を紹介しながら、学校ストレスへの対処の仕方、教職に喜びとやりがいを取り戻す方法を考え、教師が一人の人間として成長してゆく「教師力」を育むことを提唱する。
目次
第5章 若い教師の退職が増えている
第6章 若い教師が直面する発達の危機(若い世代の発達に関わる問題;二十代の若い人たちの発達課題 ほか)
第7章 調査からわかった要注意の教師たち(燃え尽きる中学・高校の実働世代の教師たち;割り切るベテラン世代に反発する子どもたち ほか)
第8章 事例から学ぶポイント(自分がつらいときは子どもたちに優しくなれない;教職を割り切ることは、自分の存在、自分の人生を割り切ることである ほか)
第9章 教師として生きる(逆風のなかで、教師は何を問われているのか;今こそ教職の意義を再認識しよう ほか)
著者等紹介
河村茂雄[カワムラシゲオ]
都留文科大学文学部教授、日本カウンセリング学会常任理事、日本教育カウンセラー協会岩手県支部長。筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻修了、博士(心理学)。15年間公立学校教諭および教育相談員を経験し、東京農工大学講師、岩手大学助教授を経て、現職。論理療法、構成的グループエンカウンター、ソーシャル・スキル・トレーニング、教師のリーダーシップと学級経営について研究を続ける
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