内容説明
歴史について書かれたものを読む際、当たり前のようでいて意外に落とし穴となっているのが、「歴史は史実の後に書かれた」ということである。よってそれぞれの時代に当時の主君にとって都合の悪い史実は、全て闇に葬られているのではないか、という疑惑が生まれてくる。本書ではこの時代の勝者によって闇に葬られた歴史、すなわち「闇史」にスポットを当て、戦国史のミステリーに迫った。
目次
まえがき 天下統一の史実は書き換えられていた!―勝利者だけが残した虚構だらけの歴史を検証する
第1章 秀吉の「人望」「型破り」「奇跡」にとてつもない裏あり―中国大返し、山崎の合戦、刀狩り、黄金城があぶり出す驚くべき素顔
第2章 鬼か魔か 信長の覇業を覆す3つの謎―比叡山焼き打ち、一向一揆弾圧、伊賀殲滅…仕掛けられた運命とは
第3章 家康が抹殺した歴史消し切れぬ物証―三百年支配が根底から崩れかかった密約発覚の危機とは