内容説明
本書はまず第一章でも老年期を発達心理学的に考察し、続いて第二章では心理的問題の背景要因の考察、第三章では心理診断法を解説し、続く心理治療の章では、「不定愁訴」「痴呆」「対象喪失」「死の不安」等あらゆる方向性を加味した興味深いテーマが配列され、〔事例〕を中心にさらに深い洞察がなされており、老年期とは何か、この時期の臨床とはどのようなものかを問うものである。
目次
第1章 老年の心理
第2章 老年の心理的問題の理解
第3章 老年の心理診断
第4章 老年期の心理治療
第5章 老年期の精神的健康のために(座談会)