内容説明
大蔵省の“秘蔵っ子”と呼ばれた超優良企業がベールを脱いだ。その収益力、財務内容は一足先に上場したNTT、JR東日本をはるかに上回る。民営化から10年。大胆な施策を断行しつつ、企業力をいかに培ってきたか、本業の限界を見越して、どんな分野に新たな挑戦を仕掛けているか―。気鋭のジャーナリストが、綿密な取材で説き明かす。
目次
序章 グローバル民営企業としての悲願
第1章 専売時代から引き継いできた難問
第2章 財務の健全化を狙った果敢な決断
第3章 空前の合理化はなぜ円滑に進んだか
第4章 直撃した自由化という“大津波”
第5章 高まる嫌煙権運動への地道な対応策
第6章 立ち上げた多角化に成算はあるのか
第7章 M&A(企業の買収・合併)を駆使した国際戦略