内容説明
2500年前に成立した兵法書『孫子』。この書の持つ普遍性において戦国時代の武将はいうに及ばず、近現代の政治家や軍人も愛読していた。その普遍性は現代においても失われず、ビジネスマンに多く愛読者がいるという。本書は『孫子』をもとに、孫武が著したとされる兵法を、具体的に解きほぐして解説を試みた。
目次
1章 『孫子』の基礎知識(そもそも『孫子』とはなにか;春秋戦国の時代 ほか)
2章 計篇 謀攻篇(軍事の重大性を知れ;戦争とは敵を騙すこと ほか)
3章 形篇 虚実篇(まず、負けない態勢を作る;勝ち易きに勝て ほか)
4章 軍争篇 地形篇(軍を動かすことの難しさ;風林火陰山雷 ほか)
5章 九地篇 用間篇(九つの地勢と対処法;指揮官が狙うべき場所 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミヤト
5
なかなか面白かったです! 戦い方の基本が抑えられました2021/04/22
組織液
3
これより分かりやすく初心者も取っつきやすい孫子の兵法は無いのでは?漫画で読む孫子の兵法みたいな本もありますけど僕は読んだことないのでどんなものなのかは分からないです(( でもあれビジネスに活用するみたいなコンセプトだったような。ちょっと物足りなさも感じますが、良書だと思います。2019/08/14
ctr-wan529
2
経営戦略についての本を読むと頻繁に例示される孫子の兵法について、学んでみたいと思って手にとった本。図鑑、って感じで、読み飛ばすパートもありながら、孫子の十三篇の基本について、学ぶことができた。無駄な争いをしない、状況を正しく把握する、誰も予想しない手段をとる。面白かった。2024/08/16
壁と男と涙とブルーコメッツ
2
とにかくイラストがカッコいい。具体的な戦術や孫子に学んだ武人達の逸話も収録されてます。お得でためになる一冊。2008/06/16
シロマック
1
孫子の兵法を応用した例を多く紹介しているというので読んだが殆どが実際の戦争応用事例であったため少し当てが外れた。もっと現代のビジネスや競争社会での応用をあてにしていたのそちらの応用は自分の頭のなかで横展開して読んだ。2025/03/01