内容説明
欲望、情熱、愛情が匂いたつ「一枚の絵」―。かきたてられる興味。彼女はなぜ愛され、描かれたのか。そして絵筆を持つ画家の想いは。モディリアーニへの愛に殉じたジャンヌ、「ピカソを捨てた唯一の女」フランソワーズ、シーレの「失ってはならない女」ヴァリ、クリムトにエクスタシーの瞬間を描かれたエミーリエ、画家たちが競って描いたキキ…。胸躍るエピソード満載の、十九人の「美神」コレクション。互いをインスパイアしあった画家と美神の関係から、「ふたりでいることによってはじめて可能になる自己実現」、「恋愛の可能性」を探る。読んだ後、絵が観たくなる。そしてむしょうに恋がしたくなる。
目次
なぜ女は男に殉じることができたのか―ジャンヌ・モディリアーニ
男の才能を最大限にひきだす女のセリフ―アルマ・ココシュカ
別れた男の言葉が暴いた女の未練―フランソワーズ・ピカソ
満たされない女がうらやむしあわせ―ヘンドリッキュ・レンブラント
人生の同志となるために必要な「瞬間」―エミーリエ・クリムト
男にとって「失ってはならない女」―ヴァリ・シーレ
恋が長く続く男女の組み合わせ―マルト・ボナール
女にとって一番つらい別れの言葉―カミーユ・モネ
そのままの女を愛する男のメッセージ―ジョルジェット・マグリット
過去の恋を隠す女と媚の深い関係―エレーヌ・ルーベンス〔ほか〕
著者等紹介
山口路子[ヤマグチミチコ]
作家。1966年東京生まれ。大学卒業後世界史講師を経て92年にアートサロン「時間旅行」設立。レクチャーや美術・写真展の企画を行う。活動休止後2001年に軽井沢へ移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紅香@新刊購入まで積読消化あと4冊⭐︎
miho
てっしー
トーマス
鹿乃子