かまいたち

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かまいたち

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  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784404018878
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

歴史文学賞入賞の表題作をはじめ時代ミステリーの秀作4篇を収録。ミステリー界のホープが放つ待望の時代小説集第二弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美登利

90
なかなか面白かった!私はお初の物語よりも「かまいたち」の方が纏まっていてすっきりした読後感があり、良かったと思いました。ファンタジー嫌いではないので、お初シリーズは続編があると聞いてるから、今度はそちらを読んでみようかな。六蔵親分と直次の兄弟も気になるキャラクターですしね!宮部さんの後書きも良かったです。2017/02/19

nico🐬波待ち中

78
宮部さんがデビュー前に書かれた二作品を含む短編集。その二作品が印象深い。単行本にするにあたり書き直されたというけれど勢いがあり読み応えも充分。特に『騒ぐ刀』に引き込まれた。「自分だけは大丈夫だなどと思うなよ。悪心は誰の中にもある。ただ、いつもわしたちは、そういう悪心を知らぬ間に心に矯めて、表に現れないようにして暮らしているだけだ」江戸の市井の人々の物語ではあるけれど、遙か令和の現代にも通じる言葉。時代に関係なく宮部さんの言葉は人々の気持に添わせたものが多く、だから我々の心をいつも響かせてくれるのだろう。2022/10/02

鈴本優歌

35
ホラーにファンタジーに江戸。こういう組み合わせでこんなストーリーが出来上がるのか、と新発見をした気分になりました。短編であるからこその展開の速さがとてもよく、読んでいて「次は?次は?」とドキドキすることが多かったです。2017/01/02

Tanaka9999

18
「かまいたち」「師走の客」「迷い鳩」「騒ぐ刀」の4編。表題作「かまいたち」のみ記憶あり。文庫を読んだか、別短編集に収録されているか。「かまいたち」は語り手の医者の娘が危なっかしくて、話の筋とは別にはらはらした。後半2編は、一種の超能力もの。周囲の大人な人の協力をえて解決する話だが、両方とも、特に「騒ぐ刀」は血なまぐさい。ある意味怪奇談なのだが、緊張感がありおもしろい。「かまいたち」とこの2編との間の「師走の客」はまったく血なまぐさくないので、印象が薄くなってしまっている。2019/02/16

うみろー

13
短編集。私の好きな霊験お初の誕生の話が2話も入っていて大満足。他の話も小気味良くて面白かった。やっぱ江戸はいいわ~2016/08/22

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