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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
32
「生物における驚くべき生態を人間のテクノロジーに応用する」。を入り口に、カルトへの洗脳や勧誘を目的にした、また誘導の手法を真似たような、まさに似非エコロジー本。事実をまぶしてあるから本当にタチが悪い。小中学生が読めば全く感化され、人生を踏み外すと言っても過言ではない。平成22年だからとも言えるが、現在も大の大人が騙され政治力を行使している事例も少なくないのを見るととてもやりきれない。上澄のみをすくいとれる能力があれば、多少有益な書物とも言える、が。数と率と作用・反作用の基礎学力を鍛えましょう。2023/10/05
ありんこ
3
自然から学ぶ姿勢というのが大事なんですね。虫や動物の世界では当たり前のことが実はすごいことなのだということを知り、それを人間の世界に取り入れて実用化していくという発想が面白いと思いました。もっと地球に生きていることを大事に、エコを前向きに考えていきたいです。2014/04/18
masabox
1
自然界に存在するものって素晴らしいテクノロジーの源泉なんですって言うリ・デザインの話を多種多様に紹介している前半から、エコな生活、そもそもエコとは的なマインドの話になっていき、また、いくつもの未来のテクノロジーのための実例がドドンと出てきます。今現在、実用化されているものもいくつかは思い浮かんだりしますが、まだまだこれからの可能性へのヒントになったりする1冊です。2023/06/28
まいくん
1
生物模倣の勉強の為に図書館で借りた。しかしそれに関しての記述はほんの一部で、大半は自然を活かした生活の仕方や環境問題の真偽についてなどが書いてある。面白かったのは砂漠に住むキリアツメゴミムシダマシは、逆立ちして空気中の水分を集めて口に流し込むのだそうだ。同じような仕組みをビルに作って大気中の水を集められるように研究しているらしい。ヤママユガの休眠物質をラットの肝臓がん細胞に投与すると、がん細胞が活動を停止した。このメカニズムでがん細胞を眠らせてしまえばがんの進行を止めることができるようになるかもしれない。2017/03/05
しまちゃん
0
自然との共生が大切なんだと改めて考えさせられます。すべての物質は、形を変えながら循環しているため、私たちが汚染物質を出せば、いつか必ず私たちに戻って来ます。人間の食料の3分の1は昆虫などの受粉に頼っていて、その約80%にミツバチが関わっているとされています。つまり、私たち人間は食料の25%をミツバチに頼っていると言っても過言ではないのです。自然も人間も利己的なのに、自然は持続可能な社会をつくり、人間は文明崩壊の引き金を引こうとしています。2021/05/10