内容説明
アマテラスとその弟スサノオは、新羅から来て出雲を征服した。ではなぜ出雲は「山陰」とされ、日本の歴史から封殺されたのか。出雲大社に祀られるオオクニヌシが本殿正面を向いていないのはなぜなのか―歴史小説家・望月真司は日本の、いや天皇のルーツを求めて旅立った。「天津神」と「国津神」に大別される日本の神々。その意味することは何か?「スメラ」(神聖な)「ミコト」(御言葉)=「スメロギ」が、なぜ天皇を指すのか?「邪馬台国」は本来「邪馬壹国」だ。誰が何のために「壹」を「台」に書き換えたのか?福岡にある「細石(さざれいし)神社」と「君が代」の関係は?謎に挑む望月の前に「縄文倭人」を名乗る一団が現われて言った。「我々は天皇の故郷を知っている」…。驚天動地の古代史ロマン。
目次
プロローグ 脅迫と刃物
1 古代出雲の謎
2 スサノオ
3 古墳の秘密
4 スメラミコト
5 卑弥呼
6 君が代
著者等紹介
加治将一[カジマサカズ]
1948年、札幌市生まれ。小説家、不動産投資家。ロサンゼルスで不動産関係の業務に従事し、帰国後、執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とも
34
★★★★井沢本より更に一歩踏み込んだ古代史解明もの。初っ端の農耕技術が中国⇒韓国⇒日本との伝来が誤りで、中国⇒海をわたって日本⇒半島(日本領)⇒韓国へと伝わったと事実でのめり込む。その後、神話や魏志倭人伝、三国時代と日本の関連、どんどんと突っ込んだ話しに広がっていく。とにかく下巻が楽しみ。2017/10/09
aochama
2
国津神と天津神、方墳と円墳、邪馬台国は邪馬壹国なのか?君が代の秘密など、興味深い内容。ただ、小説での展開はきつい感じ。興が削がれますね。2022/05/12
帆
2
小説形式で一緒に考えながら読んでいくと、私たちは自分の歴史をちゃんと知らないんだということを実感しました。いつ本当のことが分かるのやら。でも分かろうが分かるまいが考えるのってやっぱり楽しいですね。望月先生の考察もストーリーもどう落ち着くのか楽しみ。2011/05/08
ちなつパパ
1
つまらん(# ゚Д゚)「日本神話」は、あくまでも神話であって、聖典であり、事実かどうかなんて関係無いとわたくしは思う。不毛だ。2013/01/25
uso800
0
ほほぉ~面白くなってきた、続きを読まなきゃ2015/03/06