内容説明
不治の病を患う作家有森が失踪。同居女性から行方捜しを頼まれた茶屋次郎は、有森の作品に描かれ、故郷でもある北陸の古都金沢へ。そこで四十九年前の悲劇を知る。有森の恋人が強盗殺人を目撃し、犀川の辺で命を落とした。事件は未解決のまま時効を迎え、また時効の直後、事件を追う記者二人が浅野川で不審死を遂げた事実も浮上。茶屋は、二つの事件を繋ぐ闇に迫る!
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
1933年、長野県生まれ。貿易会社、経営コンサルタント会社、調査会社など、様々な職業を経て、80年『九月の渓で』でデビューし、山岳小説、旅情小説で一躍人気作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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