祥伝社文庫<br> 裁きの扉

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祥伝社文庫
裁きの扉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784396343590
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

土地取引に絡んで辣腕を揮う弁護士西城昌一は、廃園と土地売却を目論む幼稚園長の代理人として、存続運動を行なう教師や父母と対することに。だが、相手側弁護士となったのは、かつての恋人藤枝みずえだった。立ちはだかるみずえの前に廃園計画は暗礁に。そんな折、過去に西城が担当し無罪を勝ち取った事件を追う刑事が姿を消す―。西城がひた隠す真相とは?

著者等紹介

小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。87年『絆』で日本推理作家協会賞を、90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する。以降、社会派推理、時代小説の旗手として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

105
約25年前に出版された作品を今また祥伝社文庫にて。流石にちょっと古く感じるのは携帯電話が普通にあるものになった現在だからだろうか。別事業の赤字を、気に入らぬという理由で幼稚園の廃園・土地売却で埋めようとする園長の浅はかさと、熱意に溢れる存続運動の教師等との対立は面白かった。対立する双方の弁護士がかつての恋人同志であり、正義感溢れていた彼の変貌の裏に深く哀しい真実が有った事はちょっと切ない。ただ、その他の事件の絡みや真相を追う線、存続に熱心な美保子とその夫の関係も脆く今一つしっくり来なかったのは残念。2017/10/22

mirei

37
携帯がなかったり、インスタントカメラが出てきたり、昭和感満載で、新鮮だった。悪徳弁護士と言うと、御子柴弁護士を思い浮かべてしまうが、同じように暗い闇があり、なかなか面白く読めた。しかし、幼稚園園長側と存続希望側との攻防が長くて、しつこくて、また、裁判劇なので仕方がないが、法律の説明が難しいのもあり、半ば嫌気を感じた。そして葉月という妖しい美女が最後まで謎。 2020/08/19

えみ

24
想像以上に弁護士・西城の闇が深すぎた…。ただの悪徳弁護士だと簡単に決めつけていた前半迄の考えを一掃した、後半にかけて分かる複雑な人間模様と利害関係。彼の過去が破滅的生き方をする現在の西城に追いつき追い詰める。一人の男・宮下のプライドから始まった幼稚園の廃園と土地取引の泥沼問題で声高々に主張を繰り返す人々は所詮、西城の過去が暴かれる為の傀儡に過ぎなかった。意地と意地がぶつかり合い、自分の声で興奮し、熱を上げていく両者言い分の応酬に其々の担当弁護士が知恵を授けるが…。正義の化身と自身を疑わぬ女性が強烈で怖い。2020/05/17

ヨーコ・オクダ

21
久しぶりの小杉センセの法廷モノ♪と思いきや、主人公の悪徳弁護士・西城の出廷シーンはなく。そして、後半で登場する元カノ・みずえ弁護士と西城の意を受けた弁護士とのバトルの場も裁判所ではなく地労委という初見のパターンで。最後まで読めば裏表紙のあらすじに納得できるものの、読んでる最中は幼稚園の廃園ネタと西城個人のバックグラウンドネタの接触不良的な…掴みにくい印象。ミステリ部分に関してざっくり言うと、西城が「悪徳」弁護士になった原因とあらゆる殿方たちを虜にする魔性の女・葉月の素性がキーポイントっぽい。2019/02/13

となりのトウシロウ

18
父親から受け継いだ幼稚園を廃園にし土地売却を目論む宮下。その代理人の弁護士西城。幼稚園の存続を求める父母・教師と激しく対立。存続側は西城のかつての恋人だった弁護士藤枝みずえを立てて徹底抗戦に。激しい攻防が繰り広げられる。それが不毛な戦いに見えるほどグダグダで、気持ちが萎える。雑に読んでしまったからか色んな伏線が回収されていないようでスッキリせずモヤモヤが残った。2018/10/13

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