内容説明
旗本良介率いる老兵士たち七人は、暴力団黒門組の本拠地黒ビルへゲリラ戦を仕掛けた。各々の超人的な戦闘技術を活かし、盗んだ組の装甲車と迫撃砲でビルを壊滅させることに成功する。着実に復讐を遂げていく彼らの勇姿は、連日メディアで報道され国民の心を熱くさせた。だが、巨大な黒幕が、多くの味方をつけた七人の前に立ち塞がった!壮大な復讐劇の結末は…。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年、埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。69年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞を受賞。その後も、推理小説のみならず、時代小説、ドキュメントと幅広く活躍し確固たる地位を築く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@猫と共に生きる
67
上巻にも増して面白く、最後の最後まで楽しませてくれました!まるで映画を観ている様なドキドキハラハラ感!上巻の謎が下巻で次々と明らかにされていくが、その筆致が凄い!!!ページをめくるたびに驚かされる。森村先生は「登場する7人の老人は、作者の意識では若者である」と解説に書いておられます。その通り!!!誰もが応援したくなる凄いパワーでした。オススメです✨✨✨2022/02/16
キリン
9
面白かった。最期の最期、もっとどハデな結末を迎えるかと思いきや、静かなフィナーレでした。2016/06/27
コットン
2
上巻から下巻にはすぐに行きました。 なんていうか最高な作品だと思います。映画化されたら良いのに!と切望しますが何度もその話は出たらしく、制作費がかかりすぎる?などがあるそうで。非常に残念です。70代の俳優さん素敵な方々たくさんいらっしゃるので残念すぎます。2019/09/30
デンティスト
0
兵士として第二次大戦を戦った者も今や70歳を迎える老人となり、生きる目標を失っていった。ある事をきっかけにその老人達が暴力団と戦う為にももう一度集結する。非現実的であり、都合良く展開してゆく物語。夢物語だから面白いのかな。読後感は残念かな。2016/09/19