内容説明
「夫の十五年前に死んだ元恋人を捜したい」人捜し屋・秋せつらは奇妙な依頼を受けた。依頼者は夫から突然離婚を切り出された女。夫は「元恋人が別の女性となって再生するので別れる」というのだ。せつらは、“甦り”の研究者に協力を依頼するが、一方で自らが営むせんべい屋のバイト娘が突然失踪。行方を追ううちに二つの事件が絡まりあって…。“魔界都市”が奏でる悲しい恋物語。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒。82年『魔界都市“新宿”』で鮮烈なデビューを飾る。85年『魔界行』三部作(祥伝社文庫)で一大ベストセラーを放ち、伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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走馬燈
1
相変わらず秋せつらのマイペースぶりは健在。そして人でなしぶりも。ただ、本人が意識してないので憎めない。そして今回は悲しい恋心が胸を打つ中、せつらのあまり見られない人間らしさが時折垣間見える。 残念ながらせつらを苦戦させる強敵が登場しないため、「私」の出番は少ない。ピンポイントで白い医師には笑わせられる。 2013/11/05
みゃ
0
「私」に会いたい!2013/08/30
ぽぽりん
0
この作者さんにしては濡れ場ほとんどなくて読みやすいです。ん~、けっこうスプラッターかもしれないけど(^_^;)まあ、あんまりリアルに想像しなければOKかな?私はあまりドラマ化って興味ないんだけど、この作品だけは切望してる。スプラッターはなくていいけど。主役が本文通りの場合に限り、何を置いても必ず見る!!絶対無理だと思うけどね~。CGなら可能?2013/08/15