内容説明
「生類憐みの令」に恨みを抱く犬斬り浪人風影鋭一郎は本所深川の裏長屋に匿われる。そこは道場用心棒の朽木刑部ら曲者達が住む刺客長屋だった。やがて刑部や長屋に住み着いた鋭一郎らは、お家騒動火中の永田藩の笛姫を守ることに。そこに永田藩の刺客、さらには柳沢吉保を後ろ盾にする豪商も現われ、長屋に次々と危機が。義に生きる、はぐれ者たちの心意気を見よ。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年、埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。69年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞を受賞。その後次々と話題作を発表、確固たる地位を築く。推理小説のみならず、時代小説、ドキュメントと幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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文句有蔵
6
えーッ!?というようなご都合主義の連続。苦笑失笑がこうも続くと、最早愉快☆「しようがないなぁ、森村サンてば……」と、この感覚は池波御大と比肩する(笑)シリアスな御家騒動が、何時の間にやら底抜け脱線ゲームと化し、エンターテイメントとして仕上げてしまえッ、と無理矢理な力わざの投入。そこで「ちょっと人情話のエッセンスをちょいと振り掛け」、ますます全体をわけのわからぬものに仕立てている態はいっそ壮観。ではあるが、いくらなんでも花火の無断打ち上げは極刑よ?センセ(^-^;)2014/07/24
prism
1
最強の忍者軍団から悲劇の姫を守れ! <貧乏長屋を砦にし、百万石の精鋭を迎え撃つ、はぐれ者の群れ!驚異のヒーロー誕生!> 「生類憐みの令」に恨みを抱く犬斬り浪人風影鋭一郎は本所深川の裏長屋に匿われる。そこは道場用心棒の朽木刑部ら曲者達が住む刺客長屋だった。やがて刑部や長屋に住み着いた鋭一郎らは、お家騒動火中の永田藩の笛姫を守ることに。そこに永田藩の刺客、さらには柳沢吉保を後ろ盾にする豪商も現われ、長屋に次々と危機が。義に生きる、はぐれ者たちの心意気を見よ!2023/08/05
はままさじ
1
森村誠一さんは推理小説というイメージがあり、その作家さんの時代小説ということで読んでみました。全体的なストーリーの構成は良いのではないかと。2012/09/26
やすかりし
1
タイトルと物語にギャップあり、ですね。2012/09/22
しんのすけ
0
森村誠一さんは初めて読んだ。人間の証明とか野性の証明とかは有名だったので時代小説も書かれていたとは知らなかった。2022/05/29