内容説明
ニュースを見ていた笹村慎介は息が止まるほどの衝撃を受けた。昨晩ともに過ごした不倫関係の昌子が、彼の帰宅後ホテルで絞殺されたのだ。重要参考人としてマークされ、家庭も職も失った慎介は、新聞記者の清原らとともに自ら真相究明に乗り出した。ところがその直後、清原も渥美半島伊良湖岬で水死体に!度肝を抜く圧巻の結末と、意想外の「真犯人」とは。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年、埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒業後、十年間のホテルマン生活を経て、69年『高層の死角』で江戸川乱歩賞を、73年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞受賞。2004年には作家生活四十周年を迎え、日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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