内容説明
時代劇や小説などで伝えられる日本史の名場面や歴史人物の活躍も、実は伝えられるとおりでないことが多い。歴史上は常識として伝わる「史実」が、実はまっかなウソということもある。史実と思われていた歴史の「真相」は「意外」と「驚き」ばかり。
目次
第1章 歴史の名場面はウソだらけ(聖徳太子は「摂政」になっていない!!;大化の改新の黒幕は別にいた!? ほか)
第2章 女にまつわる歴史はウソだらけ(紫式部は男性に関心がなかった!?;阿野廉子は悪女ではなかった!? ほか)
第3章 江戸の「常識」はウソだらけ(「武士は食わねど高揚枝」はウソ!?;仇討ちに免許状は存在しなかった!? ほか)
第4章 戦国・幕末の「常識」はウソだらけ(「源氏は東国、平家は西国」は明らかな思い違い!?;源平武者の戦い方は、正々堂々ではなかった!? ほか)
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。昭和33年(1958)10月、大阪市内に生まれる。昭和56年(1981)3月、奈良大学文学部史学科を卒業。学究生活を経て、昭和59年(1984)3月より、奈良大学文学部研究員。現在は大学・企業の講師をつとめながら、歴史家・作家として著作活動をおこなっている。テレビ・ラジオ等の番組監修、出演などの依頼も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
22
今まで言われている話をまとめている本です。面白くないわけではありませんが、題名ほどのインパクトは感じませんでした。2022/07/07
maito/まいと
20
この手の本、たくさん読んでるけど、書いてるのが加来さんならば読まずにはいられない(爆)古代から近世(明治時代あたりまで)にかけて、従来言われてきたことや教わってきたことについて、史実や史料に基づいた検証を行っているが、特に各時代の庶民の生活に関する思い込みは、認識改めないといけないなあ、と思うほど実際は異なることばかりのようだ。それにしても、最後の龍馬暗殺コーナーの終わり方は編集ミスじゃないか!あんな中途半端な終わり方はないわ~(ま、実は内容そのものは以前出されてた本と同じなんだけど)2014/01/27
maito/まいと
14
再読。改めて読むと、また新たな発見が。三好元長の“堺幕府”加来さんの発表だったのかあ。この話し、一度目に読んだときは気に留めなかったけど、これすごい発見、もっと取り上げられてもいい(取り上げられていたかも。これも意識しなきゃ気付かないことだなあ)もっともこの本に書かれていることすら、塗り替えられることもある。新たな発見、新たな解釈で歴史は変わる。まだまだ歴史の深奥にはたどりついていないのだろう、それはそれで楽しみが続くなあ2017/02/15
redcept
3
一読して面白そうと思ったのですが、読了してみて新しい常識のようなものは出てこなかった。2016/11/14
入江・ろばーと
1
まだまだ勉強足りないなーと痛感。2016/06/20