内容説明
旅行作家・茶屋次郎は釧路の事業家から失踪した愛人・令子の行方捜しを依頼された。直後、事業家の顧問だったロシア人が地元の湿原で他殺体となって発見される。二つの事件の関連は?釧路へ飛んだ茶屋は、令子が自殺サイトにアクセスしていた事実を掴んだ。彼女は自殺したのか?やがて令子の出生地詐称が明らかになり、謎は深まった。茶屋は自殺サイトの開設者を訪ねるが…。釧路湿原に消えた美女を追って推理行が始まった。あふれる旅情とサスペンスで人気の“名川シリーズ”第十四弾。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
貿易会社、経営コンサルタント会社、調査会社など、様々な職業を経て、80年『九月の渓で』で「小説宝石エンタテインメント小説大賞」を受賞しデビュー。長野県下伊那郡上郷村(現飯田市)生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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