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祥伝社新書
不安に潰される子どもたち―何が追いつめるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396110581
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0295

内容説明

いじめを苦にした自殺、親殺し、子ども同士での殺人など、陰惨で悲しい事件が目につく現代。さらに、子どもの「うつ」も増加している。子どもを取り巻く危機の源には、子どもが抱える「不安」がある。競争社会・格差社会は、子どもたちにも「将来不安」「能力不安」を与え、心の居場所が見つからない「存在不安」も深刻化している。地域社会が崩壊し、外遊びをせずに、ゲーム、携帯にはまり、日常的に夜更かしをする子どもたちの「精神年齢」は昔の七掛けに過ぎない。わが子を健やかに成長させるために、今、親はどうすればいいのか。臨床経験二三年の小児科医・小児精神科医が子どもの危機への対処法を教える、小・中学生を持つ親、必読の書。

目次

プロローグ 子どもたちの「不安」を増大させる背景とは
第1章 事件は「特殊な例」ではない。「普通の子」がなぜ?
第2章 いじめ問題の真因、「不安」をもたらす環境とは?
第3章 子どもの不安をなくす育て方とは?
第4章 子どもを不安から救うために、親と学校は何をすべきか?
第5章 子どもの「うつ」と、異常行動への対処法

著者等紹介

古荘純一[フルショウジュンイチ]
小児科医、小児精神科医、医学博士。1988年、昭和大学医学部大学院卒業。昭和大学医学部小児科学教室助手、講師を経て、2002年より青山学院大学文学部教育学科助教授を務める。2003年小児科学会小児医学研究振興財団・日本イーライ・リリーフェローシップ受賞。日本小児神経学会評議員、日本児童青年精神医学会評議員等を歴任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星辺気楽

3
またしても再読。 2015/10/23

Humbaba

1
自分のこどもが犯罪の被害者,あるいは加害者となる.普通に生活をしていればそれは非情に遠くにあることのように感じるかもしれない.しかし,犯罪は子どもたちの生活のすぐ近くにあるのである.ただし,問題を犯す際にはかならずサインがある.それを見落とさないで助けることが求められる.2011/09/19

星辺気楽

0
子どもは大人の鏡。不安に潰されているのは、子どもだけでなく大人も同じ。追い詰めているのはブラックなこの社会の在り方。2013/10/07

ももたけ

0
問題児は表面化している分対処が出来るし、フラストレーションもある程度発散されている。大人しく、一見問題のない子は、悩みや不満を上手に表現出来ずに突然爆発してしまう。問題のある生徒に掛かりっきりになる事により、犠牲になる問題のない子がいると言う事を、親や教師は理解し、対応しなくてはならない。2019/07/21

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