山頭火文庫<br> 山頭火 日記〈3〉

山頭火文庫
山頭火 日記〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 187p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784394700074
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

内容説明

旅のあけくれ…。うつりゆく心の影をありのままに記した山頭火の魂の遍歴。

目次

エッセイ 山頭火の河
行乞記

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ikedama99

6
寝床で読む本。放浪と行乞の繰り返しの中での生活と句作を続けていく。定住したくなる気持ちも後半では出てくる。日記に出てくる人名とその人たちとの関わりにも思いを巡らしてみるのも面白い。句だけではなく、この日記もいろいろと思わせてくれる。寝床で読むとやめられなくなるときもある。続きを寝床に持って行こう。2020/05/05

ikedama99

3
寝床で読む本。少しずつ読んで、句も味わいました。赤裸々に記している部分もあり、心の振幅の幅が大きいことが読み取れます。一人の人間の記録としても読めるのかと思います。2016/11/25

Sakie

2
九州から山口あたりを行乞している。酒を呑む習慣からは逃れられないようだ。時代は昭和7年戦時、出征兵と帰還兵に時々出会うが、人々は普通に生活している。嬉野温泉に庵を結ぶ夢を抱いている。初めて山頭火の句を見たのは嬉野の温泉宿だったことを思い出した。先日尾崎放哉記念館を訪れる機会があったが、比べるならば、山頭火の句には、どこか風の抜ける背景があって、広い。たとえ本人が相も変わらず酒と人恋しさと煩悩の間をせせこましく行き来していても、自然風景へと気が逸れて、思いつめずにすむ。開放感がある。2012/03/19

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