内容説明
「お代官が門前払いなら、高山のお城へ訴え出ても、匠の里を守るべきだ!」寛永十七年、飛騨の国は未曾有の飢餓に見舞われた。高山藩は対策費捻出の為、山の木の伐採を美濃の豪商に委ねようとしていた!!他所者に山の権利を奪われては、匠の里として古くから誇りを受け継いできた古川町の匠集にとり死活問題なりと決起寸前だった!!高山城下には、徳川家康6男忠輝ゆかりの女が隠棲していた。この女を利用して藩主に立ち向かう動きも進行していた。忠輝こそ本編主人公二条左近の父である。将軍家光の秘命で左近は飛騨へ!同時に老中松平伊豆守の放った間者も乗り込む!!左近いかに捌くか。