内容説明
時は徳川十二代将軍家慶の天保後期のころ、火付け盗賊改メ役に就任した武士は黛内蔵助であった！人呼んで“騎馬奉行”という！平岩隼人―くさり術、阿久津源―飛剣、神尾新兵衛―手矢、草難伊織―はじき玉、むささび小僧―飛鳥の術、それぞれに秘術を会得するたのもしい五人の配下が騎馬奉行の下に集まっていた！越前堀の回船問屋渡海屋秀右衛門の怪死にまつわる高崎藩松平家の秘密に騎馬奉行一党は挑戦する！（第一話・黛内蔵助）花の吉原三浦屋の花魁紫君の争奪をめぐる加賀藩内の隠された謎が、騎馬奉行黛内蔵助とその配下の面々の胸のすく活躍によっていかに解かれたか…！？（第二話・蛇性の剣）―巨匠陣出達朗の代表傑作、ご存じ“騎馬奉行まかり通る”シリーズ第三弾全十三話。
