内容説明
18世紀ヨーロッパ宮廷音楽文化の息吹を今に伝える比類なきドキュメント。各地の宮廷で活躍する現役の音楽家たちをはじめ、メタスタージオ、ハッセ、グルック、クヴァンツ、グラウン、エマヌエル・バッハらの功績や、バロック・オペラの歌手たちの輝かしい往時に迫る…『総合音楽史』のための全身全霊をかけたフィールドワークの結晶。
目次
サントメールからアールストへ
ブリュッセルとアントウェルペン
ルーヴェンからダルムシュタットへ
マンハイム、シュヴェッツィンゲン、ルートヴィヒスブルク
ウルムとアウグスブルク
ミュンヘンとニンフェンブルク
ウィーンへの旅
ウィーンでの第一週
ウィーンでの第二週
ボヘミアとザクセン
ベルリン
ハンブルクとブレーメン
オランダ(ネーデルラント)
著者等紹介
バーニー,チャールズ[バーニー,チャールズ] [Burney,Charles]
イギリスのオルガン奏者、音楽学者。1726年イングランド中西部シュルーズベリに生まれる。各地のオルガン奏者を務めながら、博物学的教養と好奇心によって数多くの文人と交わる。音楽史執筆のため二度にわたる大陸旅行を敢行し(1770年:フランス、イタリア。1772年:ドイツ、オーストリア、ネーデルラント)、その記録をそれぞれ『フランスとイタリアの音楽の現状』(1771年)、『ドイツ、ネーデルラントおよびオランダ共和国の音楽の現状』(1773年)として出版。1776年に『古代から現在に至る総合音楽史』(全4巻)の刊行を開始(1789年に完結)。1814年ロンドンにて死去
小宮正安[コミヤマサヤス]
ヨーロッパ文化史・ドイツ文学研究家。横浜国立大学(大学院都市イノベーション研究院・都市科学部)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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